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静岡県の人口流出が、昨年全国ワースト5位。
その中で、わが富士市は転出超過4位。
などという記事が新聞に記載され日の研修会でした。
もちろん空き家の問題は、人口流出が
主な原因ではなく、相続や被成年後見人の
住宅等が大きな問題ではあります。
ただ静岡県の空き家率も全国的には高く
かなり現実的な問題として捉える必要があります。
家というのは人が住まなくなると傷むのが
早いですから、倒壊、崩壊、火災等の
防犯上や、ネズミ、蚊の大量発生、悪臭等の
衛生上や景観上、環境上の問題点が発生し、
周囲の住民にからの苦情も多く上げられます。
私が保佐人に就任した方は、以前より自宅倒壊の
危険性を周囲の住民より指摘されていて、
就任後最初の大仕事は、その建物の解体でした。
また相続した家屋についても、住まないので
どなたか欲しい方がいれば売りたいということで、
不動産屋さんを紹介したこともあります。
もちろん、解体についても費用が掛かりますし、
更地にすると固定資産税が上がる等
問題もありますが、昨年5月全面施行の
「空き家対策特別措置法」、今年の4月からは
税優遇を受けられる制度も始まりそうですから
少しずつですが問題解決の糸口には
なっていきそうです。
相続や成年後見制度は司法書士が
大いに関わっている業務ですから、
今後、空き家対策に関しては、
私たち司法書士が活躍できる場面が
増えそうですね。